目黒カウンセリングセンターのセラピストでは、児童・成人注意欠陥障害(ADD)及び注意欠陥多動障害(ADHD)の治療に精通しています。東京都目黒区: 東横線中目黒駅下車、徒歩で12分(渋谷区・港区区、世田谷区近辺)。
注意欠如(ADD)及び注意欠陥多動障害(ADHD)は、児童や十代の若者の病気だと思われていましたが、多くの成人が不注意や多動性、衝動性など児童にみられる主な症状を維持したままでいます。日本では、成人ADD/ADHDはなかなか治療されておらず、目黒カウンセリングセンターでは、成人ADD/ADHDの治療経験は豊富です。これは一般に成ADHDと呼ばれるものです。 約5% の児童はADD/ADHDだと言われています。ADD/ADHDは家族や親族に多く見られる傾向にあり、家族・親族内での発生率は一般のひとよりも高くなります。 大きく分けてADDには二つの種類があります。一つは不注意優勢型、もう一つは多動性-衝動性優勢型で、混合型の方もいます。
不注意優勢型の児童は、課題や宿題で不注意な間違いをしたり、注意を集中する事が困難であったり、課題を終えたり計画できなかったりするでしょう。彼らは物をなくしたり、忘れっぽかったり、簡単に注意がそれたりします。多動性-衝動性優勢型の児童は、 落ち着きがなく、 椅子の上でもじもじしたり、適切でない場であっても過剰に走り回ったり何かによじ登ったりして、いつもじっとしていられない様子です。 彼らは衝動的に話に口をはさみ、自分の出番を待っている事ができず、攻撃性が抑制できない場合もあります。
思春期になるとこれらの症状は和らぐ傾向にありますが、成人になってもやはり社会面において大きな障害になる場合があります。注意欠如の症状を持つ成人は学校の課題や会社の企画を遂行出来ない場合が多く、注意がそれたり大切な物をどこに置いたのか忘れてしまったりします。大学入試に耐えられる集中力が欠如しているため、高校や専門学校を卒業するのがやっとだったりします。興味のある事にとりつかれ、興味の無い事はどんな重要な事であっても(例:料金の支払い、試験勉強、申込書の記入等)取り掛かるのが困難となり、自分の知能レベルよりずっと下の仕事に就く事が多いのです。他動性の症状をもつ成人は絶え間なく話し、他の人が中心になって話すといらついたりします。彼らは絶えず何かを計画し、興奮するような事に従事します。彼らは快眠するようですが、起きている時にはリラックスできません。ゆっくり物事を進める人には我慢できず、ゆっくり行う行事にも耐える事が出来ません(例:森の中での散策、退屈な会議等)。 衝動性が深刻な場合は、暴力的な行動に駆られるかもしれません。
これらの患者の治療には、まず問題を慎重に評価する事と、それが何年も問題となっていたという事を本人が認めることが必要となります。子供は成長の過程において、不注意だったり落ち着きがなかったりするので、診断には入念な診断を必要とします。ADD又はADHDの診断は、学校や家での子供の行動を慎重に評価した後に始めてなされます。 成人患者の場合は症状が少ないため、幼児期における不注意や多動性の経歴と共に、先に述べた一般的な症状や行動が、ADD/ADHDへの疑いを示します。どちらの場合も、診断されるには社会面における重度の障害が存在しなければなりません。うつ病など、他の精神疾患がADD/ADHDと併発する場合がありますが、診断には、慎重な評価、また、うつ病が完治した後に見られるADD/ADHDの症状に注目する事が、効果的といえます。 治療には、病気に関する教育や病識を得る事、組織化や計画性の手伝いや、児童の特殊教育、そしてこれらの効果はみられていな場合は、薬療法が含まれます。